「心を整える。」

















これを書いている今日、
サッカー  2018 FIFA ワールドカップ ロシア大会も
いよいよ佳境を迎えています。

4年に1度の祭典とも呼ばれる、
サッカーをやっている人なら 世界中の誰もが目指す夢の舞台。


私自身も 小学生の頃、キャプテン翼 や 高校サッカー? の影響で
学校の休み時間だったり、
地元の子ども会で(季節ごとに競技が変わるので冬の時期だけでしたが)
サッカーを やっていましたが、
実は その頃、ワールドカップのことは 全く知りませんでした。。

その後、テレビの影響?!で 中学の部活はバレーボールを選びましたので、
サッカーは たまに 遊びでやる程度で、見るものに変わっていきました。

余談ですが、実は 小学生の頃、野球も、
近所の公園で 大きい子から小さい子まで一緒に集まってやってたり、
その子ども会で 別の季節は野球もやっていましたので 興味はありましたが
やはり野球も たまに遊びでやる程度で 見るものに変わっていきました。

ちなみに、サッカーは Jリーグも 日本代表戦も観に行きましたし、
プロ野球も 何度も球場に足を運んでいますが、
やっぱり 生(ライブ)で 雰囲気を味わうのは違いますよね!

*補足: ”遊び程度” の表現は・・
 スポーツというのは 本当の意味では ”遊び” なので、
 今となっては ちょっと違和感ありますね・・

もし、小学生の頃、テレビで ワールドカップを見ていたら
もしかしたら 今も サッカー、やってたのかなぁ? なんて思ったりもします。



さて、
今回のワールドカップ、
日本 は 惜しくも悲願のベスト8入りはなりませんでしたが、
マスコミの言う 戦前の予想を覆して、
予選リーグを突破し、ベスト16を果たしました。

「大迫半端ないって!」 や 「フェアプレイポイント」などの
キーワードも注目を集めましたね。

私自身も 日本代表の全試合、ユニフォームを着て テレビの前で応援してました。
ここまで 熱くなれることは そうそう無いので、
素直に 感動をありがとう!と言いたいです。



そんな日本代表チームで
長い間、キャプテンとして引っ張ってきた長谷部 誠 選手。
この大会を持って、代表チームからの引退を発表しました。

正直、浦和レッズの頃 に、
これほどの選手になろうとは思っていませんでしたが、

2011年に 長谷部 選手が出した本、
「心を整える。」

を買っていまして、このタイミングで
改めて 読んでみたくなり、読み返しているところです。



キャッチコピーに

誰もが実践できるメンタル術!

心は鍛えるものではなく、いかなる時も安定した心を備えることが
常に力と結果を出せる秘訣だ。

とあり、
長谷部選手も ”メンタル”の部分を大切にしているのかなぁ?なんて思いましたが。




いくつか 私なりに気になった ポイント を 書いていきたいと思います。




「心を整える。」




「決戦へのスイッチは 直前に入れる」















もともとは 2~3日前から実戦をイメージして本番に臨むようにしていたそうですが
浦和レッズが 最下位のチームとの最終戦に勝利すれば優勝という試合で
いろいろ考えてしまって寝不足のまま 試合に臨むことになり、
自分自身のパフォーマンスが出せず、優勝も逃してしまったそうです。
足を引っ張ってしまったという苦い経験から、
試合当日まではなるべくいつも通りのパターンで行動し、
試合直前に心のスイッチを入れるようにしているそうです。


ーー

私自身、バレーボールですが 初めて出場した全国大会、
神奈川から離れた 慣れない兵庫県への遠征ということもあってか 完全に調整不足。
途中出場ではありましたが、いつもなら簡単に 入るサーブが入らない、
足や体が動かない・・ で 散々なもので、チームも予選敗退となりました。
技術も体も心も、すべてにおいて準備が足りなかったと思い知らされ、
その悔しさがしばらく頭から離れず、どうすればいいのか自問自答をしていました。

それから、チームとか関係なく いろんなところに足を運んで、
うまい人は どういう行動をしているとかを観察したり、真似をしたり、
誰と組んでも 自分のベストなプレーが出せる意識ができるように
いろんな人と練習をやらせてもらったり、
まだ当時は一般化してなかったメンタルトレーニングを
初めて知ったのもこの頃かと思います。


そんな経験が 次の年に生きて、全国の舞台にまた戻ってきました。
遠征の経験も、少しは慣れてきていたし、
今回は 楽しみにきた、という状態で臨めたのがよかったのかもしれません。
また、数多くの会場に足を運んで、様々な天井の高さや明るさをイメージできたことや
まわりの声を プラスに感じる(自分の応援をしてくれていると思い込む)とかも。

控え選手の立場は変えられませんでしたが、
途中出場でも 出た時の1プレー1プレーに集中でき、
スタメンの選手の体力温存に少しは役立てたと思っていました。

前回は途中敗退となった予選を突破し、
チームは決勝まで勝ち進みました。
が、最後は惜しくもフルセットで敗れました。

決勝は残念ながら私の出番はありませんでしたが、
自分にできることは応援でも何でも一生懸命やったつもりです。
それが、閉会式の 主催者の方の挨拶で、
「あの 応援 に代表される選手との一体感は 優勝に値する!」
と言われた言葉は、今でも胸に残っています。





「マイナス発言は 自分を後退させる」














サッカーというのは いろいろな要素や人間が絡み合っているため、
ミスを人のせいにしやすいスポーツなのだと思う。
チームメイトに走らなかったやつがいたから負けた、とか
あいつがドリブルで抜かれたから失点した、とか 
いくらでも責任を押し付けることができてしまう。
特に監督のせいにするのは簡単。
「監督は自分のことをわかっていない」
などと言うのは、試合に出られない選手の定番の愚痴だ。
僕は愚痴は言わないようにしている。
愚痴というのは 一時的な感情のはけ口になってストレス解消になるのかもしれないが
あまりにも安易な解決策だ。何も生み出さないし、まわりで聞いてる人の気分もよくない。
愚痴で憂さ晴らしをするのは自分の問題点と向き合う事から逃げているのと同じ。
ゆえに愚痴を言わないようにしていれば、自ずと問題点と向き合えるようになるものだ。
 と言っています。

実際、
ドイツに渡った時に、なかなかチャンスをもらえず、監督からもあてにされていない中で
「今日、結果を出さなかったら、もうチャンスはない」
という試合で  周りの選手が手を抜いている中で
 その分も自分が走ってやろう!と思って臨んだところ、
見事に決勝ゴールのアシストをして、
監督の信頼を得て、スタメンを勝ち取ったという。

愚痴だけでなく、負のことばはすべて、現状を捉えられる力を鈍らせてしまい、
自分で自分の心を乱してしまう。心を正しく整えるためには 愚痴は必要ない。

・・・ さすが キャプテンに選ばれる男は何か違うと感じますね。


ーー

また 私の話で恐縮ですが、
職場の飲み会の席などで 愚痴大会 が好きな人、いますよね・・
また、人の悪口ばっかり言ってる人も よくみかけます。
私も長谷部選手と同じで、
あまりマイナスというかネガティブ発言ばかりの人、正直 苦手です。
そういう人に限って、人のことを変えようとしてて
「で、あなたは ??」って 言いたくなるところを胸の中に抑えて・・
でも、自分も 疲れていたり、心に余裕がないときは
そういう言葉が出ていることもあったと思いますし、偉そうなことは言えないです。。

バレーでも そういうことがあって、
若い頃、なかなか試合に出れない時に たまに もらったチャンスでも、
監督やコーチ、他の選手の声 や 応援などの声が 気になり過ぎてしまって
ますますチャンスを無くしていく、という状態だったかと思います。
口にこそ出さなくても「うるせーな!」「だまってろ!」みたいに思っていたかも。
そんな状態の頃は 実際、心からは楽しめても いなかったでしょうね・・

そんな中、病気で 死をさまよう入院を経験し、
自分を見つめ直す時間ができました。

人は一人では生きていけない。
誰かが誰かの支えになっている。
自分は この世に生かされている。
生きていることは当たり前じゃない。
というようなことを感じ、考え方が変わった気がします。

もうできないかと思われたバレーボールに 1年ぶりに復帰すると、
その2~3ヶ月後に行なわれた県大会で チャンスが訪れます。
それまで 控え選手で あまり出番はなかったが、
この大会は 2チームに分かれて出場できることになりました。

順調に準決勝まで勝ち進んだ試合で まさかの同門対決に。
1セット目を取り、2セット目を大差で負けるも、
3セット目は追いつ追われつのシーソーゲーム。
実はこの日のための用意しておいた秘策が見事にハマリ、
万事休すか・・という土壇場から逆転で勝利した その勢いで、
決勝も勝って、見事優勝を果たしました。
その試合後、チームメイトから「神懸っていた、すごかった!」
と言われたことは、その後の自信になりました。

正直この時は、
「今日、結果を出さなかったら、もうチャンスはない」
という気持ちで臨んでいたので 本当に嬉しかったし、
これを機に、周りの人からの見る目も変わっていき、
その後の 全国的に交流を広めたりする活動などにつながっていったかな、と思います。










「グループ内の潤滑油になる」












ワールドカップ(南アフリカ)では 岡田監督が掲げた目標のベスト4に届かず
悔しさが残ったが、大会を戦っていくうちに選手は一つの絆で結ばれていき、
これまで感じたことがない仲間意識が芽生えていった。
正直、体はボロボロだったが、このチームメイトのためなら選手生命をかけてもいいと。

これで最後なんて寂しすぎるので・・ と
帰国後、メンバーで集まることになり、
幹事を長谷部選手が任され、日程調整をしたそうで、
取材や 所属チームなどで 多忙な選手たちの中、
ワールドカップに選ばれた ほぼ全員の選手が集まったという。

浦和レッズの頃、トレーナーの方から
「チーム全体に何か伝えたい事があるとき、もちろん監督から言うのが基本だけど
選手から伝えてもらって共有したほうがいい時、思い浮かぶのが長谷部君」
と言われ、
たしかに ワールドカップの時も
「あの選手が、ああ言っていたぞ。みんなに伝えたほうがいいんじゃないか。」
と言われることが何度かあったという。

国歌斉唱の時に ピッチもベンチも全員が肩を組もう とか、
ゴールを決めた時は ベンチに走り寄って サブの選手と喜びを分かち合おう、とか。
(これは 今回もやっていましたね)

自分から前へ前へ出て行くタイプではないが、1人1人のところへ行って、情報を伝えたり、共有するのは苦手じゃないかもしれない。
役に立てるなら、いつでもグループ内の伝達役になるつもりだ、と言っている。


ーー

私自身、クラス委員やら、部活のキャプテンやら を経験させてもらいましたが、
実際、自分からやりたい! というタイプではありませんで、
投票で一番多かったから、とか 指名されたから、というものがほとんどでした。

ですが、そのクラス委員を 最初に任された時も
「リーダーになれる素質があるのだから もっと積極的に!」
などと先生に言われて、「ホントにそうなの?」と思いながらも
まず、やってみた ところに 今の自分につながるところがあるような気もしてます。

高校の部活での キャプテンは、
前任者が 後輩からのダメ出しを受けて、
途中交代での引継ぎという難しい状況ではありましたが
なんとか役割を全うできたのも、
決してうまくないけど、自主練をしていたら 他の人達もやるようになったりと
チームのために できることを考えて まず自分から行動する姿勢だったり、
派閥みたいなのは好きじゃないので 同級生も年上も年下も分け隔てなく接するし、
そういう雰囲気を感じてくれたりしてくれたのでしょうかね。

また、故郷から離れてもう20数年になりますが、
数年前、プチ同窓会をやろうっって話になり、
なぜか地元に住んでない私が幹事を任されたこともありました。

バレーの活動でも、取りまとめを任されていたり、
自分達で大会を開いて全体運営を務めたりもありましたね。
企画するのは 嫌いではないし、
何より、参加した みんなが楽しんでる姿を見るのが嬉しかったりする。

決して 目立つタイプでは ないかもしれないけれども、
あの人が いると(いないと)  やっぱ なんか違うな、というか
ある意味、 水 とか 空気とか、
普段は あまり当たり前で 気が付かないかもしれないけど、
離れてみると 淋しいな、
そんな風に 思われるような 存在でありたいな、とは 思います。



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今回は 3つに絞って書かせていただきましたが
長谷部選手は だいぶ私より 年下でありながら、
考え方 や 行動には 尊敬するし、
共感するところもたくさんあり、自分に重ね合わせてしまいました。
できれば いつか 会ってみたい人の一人です。


代表チームは 引退ということですが、
まだまだ現役は続けてくれると思いますので、
ぜひ、これからの選手生活 もそうだし、
家族も大切にしていただいて、
将来的には 日本が誇れる指導者にもなってもらいたいな、と思っています。


その前に、
「心を整える。」の第二弾 を出してくれないかな、
と思ったりしてますが(笑)

ちなみに この本の 印税は 全額、
ユニセフを通じて東日本大震災の寄付となっていたそうです。
カッコよすぎますね!
















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メンタルトレーニング って 何?

初めて聞いた! とか 
興味がある!
もっと詳しく知りたい! 
来てほしい!
話を聞いてみたい(話を聞いてほしい)

という方がいましたら、

まずは 私のほうまで ご連絡や ご相談いただけたら!


☆しつもんメンタルトレーニング 講座 の イメージ例

は こちら
http://hit-hometo.blogspot.jp/p/32050-3-ok-httpshimt.html

   ・イメージ例では チームや団体
のサポートを想定して書いていますが
     個別のサポートでも構いません。
* 私自身も 学び・気付きの場 として 

  皆さんと一緒に 成長していけたらいいな!と考えています (^.^)



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一般社団法人スポーツリレーションシップ協会認定

しつもんメンタルトレーニング 
 インストラクター  /  トレーナー 

公益財団法人 日本スポーツ協会 公認スポーツ指導者

バレーボール 指導員 


小泉 博孝  (ぴろリン)



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